9月15日(土)に名古屋国際会議場で行われたWCAN 2012 Autumnに行ってきました。
Autumn恒例の同じ時間に開かれる3部屋×4セッションから自分の好きなセッションを選ぶ形式でした。この形式だと自分が興味のある、気になるお話が聞けるので良いですね。
4つのお話を聞いたわけですが、その中でもアクアリングの中川さんの「モノづくりだけじゃ満足できないカラダになってしまったワタシのデザイン・プランニング」がとても良かったです。
アクアリングさんが制作した「交響農園 屋久島センバスビレッジ」のWebサイトと中川さんが個人的に「Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード 2011」のために制作したバナー「野口ぼきん」を例にお話されていました。
そこで「モノ」視点から「コト」視点で制作することが大切だとおっしゃっていました。
交響農園 屋久島センバスビレッジのWebサイトを制作するにあたって、中川さんは実際に屋久島へと行き、そこでいろいろなものや自然を見たり感じたり体験をしてきたそうです。
その体験をもとに擬音語、擬態語を意味する「オノマトペ」を使った、屋久島を「感じられそう」「体験できそう」という「コト」づくりをユーザーに感覚的に伝えるWebサイトができあがりました。
今回、このお話を聞いて、ただ「モノ」を制作するのではなく、モノの先にある「コト」をイメージして制作することが大事だな、と再認識できました。そもそもモノづくりという行為は、人に楽しんでもらったり、喜んでもらったりしたいというコトづくりが原点になっているはずです。しかし、それを最近なんとなく抜け落ちたまま制作していた気がします。
気づきをもらえた素敵なお話でした。
人に”ムーブメント”を起こすようなことをしたいと思います。
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